こんにちは!ネイチャー1号です!9月に入り残暑、台風上陸とまだまだこれからも予断を許さない状況が続いてます。身の回りの注意、管理、情報が健康面や被害などを最小限に抑える、もしくは回避出来るものだと思いますので、皆さんご自身の為にも十分お気をつけて行動してください。
今回はネイチャー日記[夏季休暇 秋田帰省編 〜後編〜]になりますが、前編はご覧になられたでしょうか?後編をご覧になる前に、是非前編から読んで頂ければ幸いです!
お墓参り
田沢湖町に着き懐かしい風景が広がる中、真っ先に向かったのは私が三年間お世話になった叔父の家です。叔父と祖母が暮らして居ますが事情により到着した時は不在でした。叔父が叔母夫婦に事前に連絡してくれており、お墓に一緒に行こうという事で、叔母夫婦との合流を叔父の家で待つ事になりました。待ち時間、車から降りて家の周りを1人でぐるぐる歩き見ながら、当時の記憶が回想します。「お世話になった家も小さくてボロで、ばあちゃんが綺麗に整備してた畑も草ボーボーになっちゃってさぁ…」と時が経って様変わりした様子に何だか淋しくなり、十何年も間を空けずに定期的に帰っていれば、きっとこんな様子や気持ちにもならなかったのではと後悔です。
何とも言えない気分の中、約30分後に叔母夫婦がこちらに到着しました。久しぶりの再会にかしこまってしまい、自分らしい感じが出ません(-_-;)ですが、叔母夫婦は昔と同じ様に接してくれ、いろいろな話をしてる内に心が和みました。叔父の家に入り仏壇にお線香あげ、すぐさま車で10分くらいの所にある、母方のお墓へ向かいました。山の中にあるので、車で入って行くとアブが車の周りを囲みます(*_*)要注意です…(;´Д`)お墓に到着し、4人で掃除、仏花、お供え物をあげ、今までの自分の行動や思いやりの無さに謝罪、この先の決心と未来を思い、ご先祖様に手を合わせ祈りました。
その場を後にし、次は父方のお墓に向かいます。田沢湖町から車で約30分くらいの所にある角館町です。角館町は江戸時代からの街並みのみちのく小京都、重要伝統的建造物保存地区に指定されている武家屋敷が有名な町です。東北の桜並木の名所でとても素敵ですが、私は特定せず四季折々の街並みが大好きです(^^)また後で武家屋敷の写真は載せますので、是非ご覧ください!お話は戻り、父方のお墓は武家屋敷から約10分程で着きます。実は父も私が学生の時に若くして亡くなり、そのお墓にご先祖様と一緒に眠っております。向かう車窓からの懐かしい景色を見ながら、近づく度に再び思いや気持ちがぶり返しきて胸が詰まります。
そんな中、お墓に着いて十何年ぶりの墓道を歩き、ようやくお墓の前に立ちました。父との思い出が蘇り、何故離ればなれになってしまったんだろうと、悔やんでも悔やみきれない気持ちで一杯でした。父方の方も同じ様に、清掃、仏花、お供え物をし、4人で手を合わせます。私は「お父さん、何年も逢いに来なくてごめんなさい…」と涙をこぼし、ひたすら心の中で謝っていました。礼拝が終わり帰る支度をし、またすぐに逢いに来るよとその場を離れ、近くにある父の生家に寄りました。昔のままで何も変わってない様子に安心です。今は誰も住んでおらず、親戚が管理してるので家の中には入れませんでしたが、今度来た時は屋根の下でお酒を飲みながら、思い出に浸りたいと思います。
今回の帰省の目的だったお墓参りは無事に事を終えました。【本当の自分】が少し見えた様な気がします。これから先の自分を考え、今までやり遂げる事が出来なかったを少しずつ行動し、父、ご先祖様に「これだけやって、これだけ変わったよ」と次訪れた時は報告したいと思います。
再会①
お墓参りも終わり、その日は叔母夫婦の家でお世話になる事になりました。本来であれば叔父の家で泊まるのがいつもの事なのですが、叔父は病院に入院、祖母はホームに入所しており泊まるのは難しいという事で、叔父の気遣いで叔母夫婦へお願いをしてました。少し家で休憩してたら叔母夫婦が「久しぶりの再会だから、夜は楽しく飲み食いしよう」と準備の為、叔母の旦那さんと兄と3人で、近くのスーパーへ買い出しに行きました。あれやこれやと買ってお店から出た後は夜までの数時間、自分のわがままを兄に聞いてもらい、昔の仲間に会いに田沢湖町へ戻りました。十代の時、秋田に来た頃は学校には通わず3年間仕事をしており、その時遊びも仕事も良くお世話になった先輩と連絡を取り合い、お互い出先だったので途中のコンビニで待ち合わせる事になりました。数十分後、待ち合わせたコンビニに着きましたが、先輩はまだ着いてない様子です。運転手じゃなかったので、待ってる間少しアルコールを頂こうとコンビニへ。会計を済ませようとした矢先、「見たことある店員さんが居るなぁ~」と思いきや…何と同じ職場でお世話になった上司が働いてました!すかさず声をかけ「おぉー!こっち帰ってきたのかぁー!元気だったかぁー⁉︎」とノリは昔と変わらずでした^ ^何年経っても同じ様に接してくれる事は本当に感謝です。会計を済ませ、店出て少し飲み始めてから数分、待ちわせてた先輩が到着しました。先輩は当時、一緒に遊んでいた女性と結婚していて、夫婦子供共々で会いに来てくれ、こちらも「久しぶりだなぁー!元気してたかぁー⁈」と変わらずで、お子さんとは今回顔を合わせるのが初でした!それから2時間程、延々と話題尽きる事なく、ずっと話をしていました。時が経って何年も間が空いて、目に見える大きな部分が変わっても、繋がってたものは途切れる事はないと、これから先もそう信じたいと思います。最後に私に言ってくれた言葉「帰ってくる場所はあるんだから、いつでも帰って来いよ」と…
涙です…(T_T)
束の間の再会も時間が迫り、名残惜しいですが別れを告げ、今晩お世話になる叔母夫婦の下へ戻りました。着いて家の中に入ると、ご飯の支度から何から何までやって頂き、本当にご迷惑をかけっぱなしです(-_-;)一緒に過ごした時間はとても暖かく、何だか懐かしい気持ちを抱きました。杯を交わしながら、いろいろな話をおかずに楽しく会食し、その夜は更けていったのでした…。
再会②
朝を迎え目覚めてから外に出ると、とても気持ちの良い青空が広がっていました。最高です!2日目、物足りなさすぎ度100%越えでしたが、兄の都合により、この日の夜に秋田から発って地元に帰らなければなりません。短い時間の中ですが、まだやるべき事があり、朝からのんびりとせず早速行動!叔母の旦那さん、兄と私の3人で行動です。目的は先ず1つ目、近くのホームに入所してる祖母に逢いに行く事、2つ目は少し離れた場所の病院に入院している叔父に逢いに行く事です。身支度をし、祖母の下へ向かいます。大分高齢になってきてるので、離れている間、元気かどうかずっと気にかけ心配してた事と、今まで曾孫を一度も見せに行かなった自分の後ろめたさに複雑な気持ちでした。ホームに到着し、手続きをして数分、背の小さいおばあちゃんがこちらに歩いてきて顔を見合わせた瞬間、声を上げ泣きました。祖母です。こんなに小さかったんだって思うくらいの様子で、それでもしっかりと歩いていて元気な姿に私も「逢いに来たよ。元気そうで本当に良かった。」祖母は「よく遠くまで逢いに来てくれたね、お前たちに逢えたのが夢のようだよ」と…あの光景は私の一生涯で絶対忘れないでしょう。高齢なので先がどれくらいあるのかわからない。だけど、末永く生きて欲しいと思う気持ちと、この先の精一杯の恩返し、生きる希望を出来る限り与えたいと心に誓いました。1時間くらい話をし、「寂しいけどそろそろ行くね、来年は曾孫連れて来るから。元気でね。」と約束し、その場を離れ叔父の入院先へ向かいました。入院先の病院は市街地にあり、角館から車で約1時間半かかります。バイパスなど出来て道が大分変ってましたが、当時の面影は残っており、遊び歩いていた頃の記憶が徐々に記憶の引き出しから出てきます(^^)病院に到着し、叔母の旦那さんに案内され病棟に向かいます。面会手続きを済ませ病室に入ると、熊みたいな人がベッドに横たわっているではありませんか…叔父です(笑)「おっちゃん、元気かー?生きてるかー?」と冗談まじりに声をかけ、叔父は「何とか生きてるよー、お前も変わらずだなー!」と昔と同じ感じのやりとりです(‘_’)その後、世間話やたわいもない話で1時間くらい経ち、丁度お昼時だったので叔父が「せっかくだから飯でも食いに行こか!」と病院のレストランにランチへ行きました。ランチ中もいろいろ話をし楽しい時間を過ごしましたが、ランチが終わるともう帰りの時間が迫っており、叔父は「来年は家に居るから、いつでも遊びに来い。」と言ってくれました。嬉しいです…本当に。別れ際は祖母と同じ様な形で別れを告げ、名残惜しいですが目的は全て完了したので角館に戻ります。
別れ
病院から叔母夫婦の家に戻ってきた頃は、もう既に夕方でした。今晩発たなくていけないので、兄と話し合い少し寄り道しながら帰ろうと叔母夫婦に伝え、ゆっくりする間もなく、お世話になった叔母夫婦の家を離れる事にしました。叔母夫婦も皆と同じように「またいつでも来い。待ってるから。気をつけて帰るんだよ。」と優しく声をかけてくれ、兄と私は「ありがとうございました。」と精一杯の感謝の気持ちを込めて頭を下げました。車に乗り込み別れを告げ、見送られる姿を寂しく思いながら、帰路の田沢湖町方面へ向かいます。本来であればもっと時間を用意し、恩返しと言うと大袈裟かも知れませんが、何かしてあげたかったのが本心で、それが今回はお世話になりっぱなしで実行出来ず一番の心残りです。次、秋田に帰って来た時は、少しでも皆の為に何かプラスになる要素を出して行動に移し、自分が納得出来る様な形にしていきたいと思います。
帰路
帰りは来た道を戻らず、桧木内という地区を経由して田沢湖を回り帰る事に。夕方の田沢湖は青々とした中に西日が入り混じる湖面がとても神秘的で、バイクツーリング、観光客も沢山居ました。現実を無視してしまえば、本当に残りの余生をずっと此処で過ごしたい、そんな場所です。レストハウスに寄りお土産を買い、暗くなるまでの時間、田沢湖の風景を堪能し、今回の帰省の事を改めて振り返っていました。日も沈み辺りが暗くなった頃、いよいよ関東へ車を走らせます。都合が合わず再会出来なかった方が居てとても残念でしたが、また訪れた時は必ず再会を果たし、ゆっくり過ごせる時間が来る事を願ってす。東北道に乗る為、秋田県から岩手県に渡り最後の〆、盛岡の名物である冷麺を食べて帰省の終止符を打つ事となりました。
麺にコシがあり、果物とキムチの絶妙な味わい!食された事の無い方は是非一度お食べになってみてください(‘ω’)
まとめ
この度、十何年振りの帰省をして改めて人に対する思い、人の温かさ、自身の事を少し分かった様な気がします。タイトルに載せた【時が経ってもかけがえのないものは変わらない】というのは、自身の残したものは根本の姿を変えず、それが次世代へと継承されて行くのではないかとそう感じてます…。一つ一つの出会い、機会、運命を大事に考え、これからの未来の為に一歩ずつ精進していきたいと思います。
最後に
実を申しますと、叔父のお見舞い帰りの途中、角館の街中を寄り道しほんの一部ですが、あんなところこんなところを写真に収めて来ましたので、少し言葉を添えて載せます(^o^)
武家屋敷通りの入り口、中央の写真です。真夏だと少し地味な感じですが、春夏秋冬様々な顔を見せます。近くにお土産屋さん、ご飯処もありますので、結構な時間を楽しめると思います!
武家屋敷、岩橋家の写真です。こちらは無料で見学出来るお屋敷で、中には上がれませんが庭やたた住いを自由に見る事が出来ます。他にも見学出来るお屋敷がありますので、興味のある方は是非、観光案内などで事前にお調べになると良いでしょう(^^)
仙北市観光案内
https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/07.html
角館観光NAVI