これから個人で製品開発する方が確実に増えていきます。理由はツール、設備共に個人で扱えるようになっているからです。
詳細は別記事に記載してます。興味あれば読んで下さい。
個人の製品開発で成功する為にはリーン開発方式がベストです。
リーン開発方式とは?2012年に日本で販売された”The Lean Start up”に書かれている開発・生産方式です。
アメリカのカリフォルニア州の北部のサンフランシスコ周辺地域の名称、ITの町=シリコンバレーがあります。シリコンバレーで誕生した企業はアップル、グーグル、フェイスブックです。
今は世界を代表する大企業ばがりですが、元々はベンチャー企業でした。(ベンチャー企業とは新たな技術を追求する会社の意味)
シリコンバレーは無数のベンチャーが生まれています。ですが、大企業にまで発展しているのは、0,1%以下とほんのわずかです。
この0.1%の成功率を少しでUPさせるため、シリコンバレーの中で長年の課題として方法論が議論され、導き出された答え”The Lean Start up”です。
具体的な方法論、マネジメント論を体系化させた理論です。
最低限のコストで最低限の製品。最低限のサービス。最低限の機能。試作品を短期間で作り。顧客に提供。顧客の反応を観察する。
その観察結果を分析し、製品、サービスの市場価値を判断。その結果をフィードバックして、試作品やサービスに改善を施し、機能などを追加して再び顧客に提供する。
このサイクルを繰り返すことで、起業や新規事業の成功率が飛躍的に高まると言わています。言わば究極的に無駄を排除した開発工程、生産方式です。
リーン開発方式の概要を説明します。
リーン(lean)とは、「痩せた」「脂肪のない」といった意味を持ちます。
リーン・スタートアップは、新たな事業をスモールスタートして、市場の反応結果より継続の有無を早期に判断します。
万が一、結果が出そうにない場合は製品の改良、新たな事業をスタートさせていきます。
リーン・スタートアップは、まず仮説思考から始まり。決断から決断までの時間を極力削減。製品を作りながら、並行して市場調査を繰り返します。
1.個別最適化でなく全体最適化
製品サイクルの短縮は重要なファクターです。決める要素が多ければ、多い程決断までの時間は必要になります。
ここでの最適化はこれから行う目的を明確にして、コアとなる事を決めることです。コアとはユーザです。ユーザにとっての「価値」の「流れ」をもとに、ムダを取り除いていきます。
「価値」を軸とすることで、製造業だけでなくあらゆる業種の人が自身の業務が生み出す「流れ」を定義することができます。
つまり価値を生み出すあらゆる工程(製品開発、受注処理と販売、生産など)のムダをなくすことで、顧客への”製品サイクルの短縮を”を最大化することを目的としています。
2.最終決定を遅らせる
日々環境は変化しており、決定するまでの間、その後の状況変化により決定を変えなければならないことが起こる。
ぎりぎりまで決定を遅らせれば、状況変化を踏まえた良い決定ができる。「必要なものを必要な時に必要な量だけ作る」ジャストインタイムの考えと似ている。