ど~もネイチャ2号です。皆さんいつも感謝します。
今回、ネイチャ インプレ 本”ネイチャー流インプレ ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件”
著者 楠木 建(一橋大学 教授) のレビューです。
この本のメッセージは
優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリーだということです。
部分的に面白さを求めるのでは全体として面白さを求める。これが面白ストーリーだとしています。
スターバックスの戦略を例にしながら、長期的に成功する可能性が高い、戦略立案方法がこの本に書いてあります。
そんな馬鹿な!なるほど!って点が数多くあります。
この本を読むと、身近な不思議が解決できるかもです。
【目次】
第1章:ストーリーの戦略論とは何であり、何ではないかをお話しし、ストーリーとしての競争戦略という視点を明らかにします。
第2章:本題に入る準備として、競争戦略というものの考え方が立脚している基本論理について、その本質部分をおさらいします。
第3章:「筋の良い」ストーリーとは何か、優れた戦略ストーリーの条件についてお話しします。
第4章:ストーリーとしての競争戦略のカギとなる二つの論点、具体的には戦略ストーリーの基点となる「コンセプト」と、ストーリーのキラーパスともいえる「クリティカル・コア」について話を深めたいと思います。
第5章:ストーリーという戦略思考の最大の強みである持続的な競争優位の論理を明らかにします。
第6章:ガリバーインターナショナルを例にとって、優れた戦略ストーリーの読解をしたいと思います。同社が構想し、現実に動かし、成功をもたらしたストーリーをじっくり読み取り、優れたストーリーの条件についての理解を深めることがこの章の目的です。
第7章:それまでの議論のまとめとして、優れた戦略ストーリーを描くための「骨法」のようなものをお話ししたいと思います。
【私が読んでぐっときたフレーズ】
・部分的にも全体的に合理的な戦略がある。この戦略は誰もが正しいと思える戦略である。
だが、この戦略は絶対に未来はない。なぜなら、誰もが思いつく、誰もが行動に移しやすい戦略であるから。
万が一この戦略で一時的には成功できるかもしれないが、時間と共に競合相手が増え、
価格競争に巻き込まれ戦略として成り立たなくなる。
・ストーリーを作る時にこいつバカなの?ってことを盛り込むこと!
視点として、部分的にバカなのポイントは本当にバカであるが、全体的にバカなのポイントが
なるほど!合理的に感じる戦略が優れている戦略である。