個人でも企業に勝てる！リバースエンジニアリング

製品を分解する。製品の動作を観察する。などなど
対象とした製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、仕様や製品性能,
特徴、特許を調査を行い明確にする作業です。市場で販売されている製品のほとんどは設計図や仕様書の概略程度であり、詳細な動作の原理などは公表されていません

①：技術側の視点　②：販売側の視点　③：ノウハウの蓄積
３つの視点で説明を致します。

①：技術側の視点
・(why)何故その製品は売れている？
・(how)どんな構造なの？
リバースエンジニアリングを実施する事で
・ライバル会社の今後の展開を分析できる。
・ライバル会社の製品。市場に受け入れられている理由の分析ができる。
自社開発製品の仕様や製品性能、特徴を明確にすることができ市場に受け入れられ易い製品開発を行う事ができます。また、構造を検討する上で技術特許に抵触しないか？これも大事な要素です。もし技術特許に抵触する場合、賠償責任に問われる可能性が高く、せっかく時間をかけて良い商品を開発できたのに・・・販売すれば販売するだけ赤字にもしくは販売ができない。という可能性もあります。
（”技術特許の確認方法は別項で説明致します”

②：販売側の視点
・(where)市場に受け入れられている製品は？
・(how much)コストはどの程度か？
リバースエンジニアリングを実施する事で
・ライバル会社と自社製品の強み、ライバルの弱みを明確にできる。
・ライバル会社の原価率、コスト（利益率の設定）がわかる。
販売側の視点で考えた場合、是が非でもコスト勝負は避けたい。理由はコスト勝負となる体力のある企業が有利であるからである。そのために強み、弱み(SWOT分析)を行うことがでコストだけの勝負は避ける事ができ、より自社製品の優れるポイントを自信を持って伝える事ができるという利点がある。近年では実際に手を触れずに説明文だけを呼んで購入を決めるお客様もおり、自社製品強み、ライバルの弱みを明確にできる説明文にも説得力が増し制約率がUPする。
（”目的別による分析、フレームワークは別項で説明致します”）

③：ノウハウの蓄積
リバースエンジニアリングを実施する事で
・製品を販売した収益以外にも収益を得ることができる。
・新たな製品開発のヒントとなり短期間で開発できる。
今の時代は製品サイクルが早く、また、情報が大事です。そのため、リバースエンジニアリングを行う場合はいつでも瞬時に見返す事ができるようにデータベース化をお薦め致します。

ステップは３つです。
①市場を占有している上位3社を対象とする。
対象が多ければ多いほど有効な情報を得ることができるが、その分時間と費用がかかる。
私の経験上、上位3社の調査を行えば90％の情報を得ることができる。この理由は上位
3社も同様にリバースエンジニアリングを行い製品開発を行っている可能性が高いからです。
↓
②特徴は？コストは？製品性能は？構造は？材質は？サイズは？重量は？弱点は？
（この8点+特許調査で十分です。※特許調査は独自の構造を採用されている場合は必要）
↓
③製品説明、SNSレビュー、自分自身で使用をする。
以上を元に実使用を想定し、独自の仮説思考を立て特徴、製品性能、仕様を仮決定する